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短編集 続き!

2012-11-09
タイトルをあえて 付けると 




その道の向う側には 






悪くない

徐々に ペースを上げよう


そんな中 思わぬ伏兵が現れた



その区間を争うライバルは わが校の新任の小学校の先生


後で分かったことだが


彼女は 前々回の大会で 区間賞を取ったつわものだった


それを知るよしもない 二人は


若いが細身で たどたどしく見え


勝てるとは思わないが 負ける気もしないと思い


練習に 励んだ



先生は 前日に記録を測ってたらしく 


体育指導員の 記録簿に 名前とタイムが載ってたのを見て


二人は顔を見合わせ 唖然とした



4分28秒



伏兵とは失礼だった




二人は家路の 車内では無言


疲れと 落胆とであまり多く考えられなかった



その奥さんが ぽつり


は~ つかれた 


いろんな意味があり (こころが折れた)


と思える瞬間だった



そんな気持ちを分かってか なにも返す言葉がなかった



試合後とはいえ ペースメーカーとして並走したが



4分50秒は きつかった


自分でもあのタイムは 出せれるか自信がない




つづく!
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